今年もやってきましたヌーヴォーの季節!
「酒の宝島」イチオシ、今年のヌーヴォーのご案内です。
それは、まだ、日本ではあまり知られていませんが、フランス国内では高い評価を受け、とりわけ、2008年、2009年、2010年、2011年にフランス・リヨンで行われた、ボージョレ・ヌーヴォー・コンクールで「最高金賞」を4年連続受賞した生産者が手掛けるヌーヴォーです。
テラ・ヴィテス
ボージョレ地区の葡萄栽培者と醸造者たちから始まった全フランス規模の団体名称です。
農薬の使用の制限など自然環境への配慮と徹底した品質管理を行っております。
すなわち、
■環境にやさしい造り ■妥協しない葡萄造り■妥協しないワイン造り
を行っているワインにしか認定されません。
ヴィエイユ・ヴィーニュ & "ノン・フィルター"
樹齢40年以上の特別畑から、葡萄を全て手摘みで収穫し、ボージョレ地区の昔ながらの伝統的な醸造方法で作られ、果実味を十分に残すために、フィルターをかけずに瓶詰めされます。
パスカル・クレメンの技術と伝統の全てを継ぎ込んだすばらしいワインです。パスカル・クレメンは、1821年にポンタネボーで設立され、ボージョレ地区、マコネ地区を中心に活躍するブランドです。
同社は、ボージョレ地区に独自の研究所を持ち、マコネおよびボージョレ地区のヴィニョロン達に絶大なる信頼を得ております。
ブドウの生育環境を最大限に生かし、ピュアでナチュラルな良さを引き出すため、ヴィエイユ・ヴィーニュの特別畑の葡萄を使い、テラヴィティス認証を受けたワインをフィルターは使わずに瓶詰めしました。
今年は、驚愕のスペシャル・キュヴェをご用意!!
パスカル・クレメン
Beaujolais Villages Primeur 2012
・ 味わい ライトボディ
・ 色 赤
・ ヴィンテージ 2012
・ 産地 フランス ボジョレー
・ 品種 ガメイ
容量 : 750ml 税込
2580円今年の解禁日は11月15日*ご予約は、コメントか、上のお問い合わせにご連絡ください。 では、ハナシのネタとして、興味があればどうぞ♪
ボージョレ ヌーボーについてBeaujolais Nouveau
ボージョレー ヌーボー は、フランスワインの中でも最も世界的に有名なワインの1つで、2本に1本は輸出されています。
現在は日本がその海外市場のトップになっています。
そもそも昔は、プレスをしたばかりのこのワインを、ぶどうを収穫してくれた人に配っていました。
中世では、その早い時期での販売が優遇されたため、ワインの保存に関わる問題はありませんでした。
その後も、リヨンのビストロがぶどう畑から最良のワインを選び、その年のワインを飲むという考えを守り続けました。
ボージョレーヌーボーはこのように、単なるマーケティング上のものではないのです。
また遊び心のある、あらゆる人に人気のあるガメイ種を使っています。
ぶどうを丸ごとマセラシオンする方法により、黒い果実(ブラックベリー、カシス)などの豊かな果実のアロマをすぐに引き出すことができます。
11月の第3木曜日から発売が許可されています。
ガメイについてGamay
Gamay ガメイ種はガメイ・ボージョレー種とも呼ばれ、この品種とその地域を切り離すこと ができないことをはっきりと示しています。
世界で生産されているガメイ種のうち60%がボジョレー地方で栽培されており、その痩せた酸性の花崗岩質土壌からは優れた味わい表現を作り出すワインが生産されます。
またブルゴーニュ地方やロワール河流域地方でも栽培しており、北部の気候がこの品種に適していると されています。
フルーティーでフレッシュなアロマは、ブラックベリーやさくらんぼ、イチゴ、西洋スグリといったように幅広く、茶目っ気のある魅力的なワイ ンとして特徴付けます。
軽いタンニンはそのフルーツ感を強く出すと同時に、わずかな酸味によって強調付けられ、毎日の食卓で冷やして おいしく飲んでいただけるワインとなっています。
ボジョレー・ヌーボーはこのように冷やすことで特においしく飲め、喜びと祝いのワインとして造られています。
マセラシオン・カルボニックについて マセラシオン・カルボニック。
舌を噛みそうなタイトルですが、簡単に言うとボージョレワイン/ボージョレヌーボの造り方の事です。
ボージョレヌーボーは単なる新酒だと思っている人がとても多いのですが、その年にできた葡萄で造ったワインという他にワインの造り方の上でも大きな特徴があります。
マセラシオン・カルボニックは日本語に訳すと「炭酸ガス浸潤法」と言いますが次のような製法です。
収穫した葡萄を通常は破砕してブレスしますが、マセラシオン・カルボニック法では破砕せず、縦型の大きなステンレスタンクに上からどんどん入れてしまいます。
タンクの下のほうの葡萄は重さで潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まります。
発酵が始まると炭酸ガスが生成されますから次第にタンク全体が炭酸ガスで充満します。
炭酸ガスで充満したタンクのなかでは潰れていない葡萄の細胞内部で酵素の働きによってリンゴ酸が分解されアルコール、アミノ酸、コハク酸などが生成され葡萄の皮からも成分が浸出します。
このようにして細胞内の酵素による発酵を利用したものがマセラシオン・カルボニック法です。
ボージョレでは自然に発生する炭酸ガスを利用しますが、人工的に炭酸ガス雰囲気をつくってやっても同じようにワインが生成されます。
マセラシオン・カルボニック法で造ったワインはタンニンが少ない割りには色が濃く、渋みや苦みが通常のワインより少なくなります。
リンゴ酸も分解されるので味わいのも円やかになり、炭酸ガスにより酸化が防止されるためワインがフレッシュに仕上がります。全体的にライトな感じにでき上がり独特のバナナの様なMC(マセラシオン・カルボニック)香がします。従って新酒の状態でも十分に飲めるものに仕上がるわけです。
ライトな若飲みタイプに仕上がりますので、出荷後は早いうちに飲んでしまったほうが良いでしょう。
posted by チュー at 18:42| 愛媛 ☀|
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