この本は、主にホップが如何に優れた素材かということをテーマに書かれております。
が、その大半はややこしい生物か化学の世界ですので、かなり退屈です。
でもまあ、それは理論の裏付けという意味では仕方のないことなのでしょう。
ビールは、本当は体にいいんです! 角川SSC新書 -
そこに書かれてあるホップの効用をざっと挙げますと・・・
ホップの健康効果
◎不眠を改善する効果
◎生活習慣病の予防・改善効果
◎花粉症を予防する効果
◎ダイエット効果
◎食欲増進効果
◎女性特有の悩みを改善する効果
と、ここまでは、ごく一般的なこれまでの解釈ですが、もっと踏み込みます。
・糖尿病予防
・認知症予防
・動脈硬化抑制
・ガン細胞抑制
*それらは、キリンさんの研究発表ともダブります。
そして、この本は、ホップは勿論のこと、麦芽とビール酵母の素晴らしさにも触れ、何より、「じゃあどんなビールがいいの?」にまで触れている点、先の本よりも実用的です。
「病気知らず」の体をつくるビール健康法 -
なにはともあれボクは、毎日500mlのビールを美味しく飲む大義名分が出来て、とても嬉しいのです。
中でも、IPAというビアカテゴリーがあることを知ったのは大きな収穫でした。
(裏を返せば、今までしらんかったんかい、というお恥ずかしいハナシではありますが)
初耳の方に少し能書きを披露しますれば・・・
IPA(インディア・ペールエール)とは、
以下引用
インディアペールエール(IPA)とはビールの種類の一つ。
一般的にビールとしては中から高度数で、濃いめの琥珀色が特徴。
製法としては麦芽とホップを通常よりも多めに使用したタイプです。
インディアペールエールの誕生はイギリスがインドを植民地として扱っていた時代にまで遡ります。
当時、冷蔵技術などあってないような時代にビールを船でインドまで運ぶには大変な苦労がありました。
赤道を2度越えるという迂回したルートも要因となり、ビールはインドにたどり着くまでに腐敗していたといわれています。
そんな中、なるべく長持ちするビールを、と考案されたのがインディアペールエールです。
通常よりも多くの麦芽を使ってアルコール度数を高め、なおかつビールの苦みや香りのもととなるホップをたくさん使って雑菌の繁殖を抑えることで、インディアペールエールは誕生しました。
これが主にインドへ向けて輸出されたことから“インディア”という名を冠するようになったというわけです。
インディアペールエールは麦芽が多く使われていることからアルコールの度数が高め。
平均すると7〜8%、ものによっては10%前後のものもあるほどです。
加えてホップが多量に加えられていることから、苦味が強く、そのあとに香りの余韻も長く広がります。
これでも当時のものよりは飲みやすく味わい重視に改善されていますが、飲みなれない人は少しきつく感じるかも。
でも慣れてくると独特のパンチのある味わいが病み付きになり、クラフトビール好きにはインディアペールエールを中心に飲む人も少なくありません。
実際にインディアペールエールは味わいの広がりもあり、必ずしも冷えている必要がないため、ビールの中ではじっくり飲むのに適したお酒なんです。
以上引用
体に良くて美味い!
これ以上何が必要でしょう。
自分が毎晩飲みたい!
動機はこれ。
探しました、それから、方々。
そんな経緯を経て、昨日「宝島」にやってきたのがこれ。
サンクトガーレン YOKOHAMA XPA
濁度0.0000!驚異の透明度を誇る
水で仕込んだ最高に香り高く
最高に苦味の効いたビール
大航海時代。
港町として栄えた横浜に、世界中の船乗りが
「赤道を越えても腐らないゴールデンウォーター」
と絶賛した水がありました。
その水は今なお、濁度0.0000という驚異の
透明度を誇り横浜市民の生活を支えています。
そんな横浜市のオフィシャル水「はまっ子どうし」
を源泉から汲み上げ、仕込水として使用。
仕込んだのは、ペリーが赤道を越えて日本に持込み
幕府にも献上したとされるビールの復刻版。
冷蔵庫のない船での長期間の輸送や、
赤道越えの暑さに耐えられるよう防腐効果のある
ホップを大量に使用しているのが特徴です。
ハーブの一種であるホップは防腐効果の他、
華やかな香りと爽やかな苦味をビールに与えます。
使用したホップは通常の約4倍。
柑橘を思わせる香りと、余韻にまで残る
鮮烈なビター感がクセになる旨さです。
■商品概要
内容量 330ml
原材料 麦芽,ホップ
アルコール度 6%
賞味期限 90日(要冷蔵)
スタイル アメリカンインディアペールエール
使用麦芽 ペールエールモルト、カラピルス、クリスタル40°L
使用ホップ カスケード、パール
価格 429円(税別)
その夜早速飲みました!
ガツンとくるホップの苦み。
のど越しは爽やかです。
ハッキリ言って、断然ボク好み。
暫くは病み付きになりそうな予感。
もう一度書きますが、
「美味い!ほんでもって、体にええ!!」
飲まない理由が見つかりません・・・