店主の感想です。
まず、穏やかな香りに好感が持てます。
キューリのような爽やかな香りの奥にコンデンスミルクのようなミルキーさを感じます。
口に含めば、すっきりと綺麗な立ち上がり、舌の上にその存在感を打ち出した後、滋味が広がります。
喉越しもすーっと過ぎて行きますが、その余韻には骨格の太さを感じさせます。
三杯目辺りから香りに変化が現れます。
凝縮感が増してきたのか、香りはメロン様となり、味わいも益々しっかりとします。
しかし、基本的に綺麗な辛口なので、重いとは感じません。
食に負けない存在感と、食を邪魔しない均衡のとれた素晴らしい食中酒です。
これがこの価格なら、コストパフォーマンス大と言えるでしょう!
秋田県大潟村で生まれたお米「亀の尾」を使って醸した純米大吟醸。
亀の尾とは、漫画「夏子の酒」のモデルになったことで一躍有名になったお米です。
春は搾りたての生原酒、秋は熟成酒、年2回の蔵出しです。
蓬莱蔵元が醸す入手難易度Sランク 『亀の尾』使用 純米大吟醸。
飛騨古川にある「蓬莱」蔵元・渡辺酒造が、数ある酒米の中でも入手困難と言われる幻の米「亀の尾」で醸す純米大吟醸。
秋田県大潟村の鈴木秀則氏が栽培する直系「亀の尾4号」を酒米に用い半分以上に精白、飛騨の清冽な天然水とM310小川酵母を使い醸し上げた逸品です。
派手過ぎず自然と華やかに香る吟醸香があり、上品な含み香と共に透明感のある優れた香味が深く広がります。そのクリアな味の中にも、低温発酵でじっくりと引き出したやさしい米の甘味・旨みが感じられる仕上がりです。
『亀の尾』とは、コシヒカリ、ササニシキの先祖と言われ、酒造りにも優れた素質があるお米です。
栽培方法の難しさから、一時日本の米の歴史から姿を消しましたが、長年の苦労と努力の末に近年復活し、話題となっております。
しかし、限られたごく僅かな収穫量のため、未だ稀少な“幻の米”とされ、その米を使った酒も市場に出回ることが極めて少ないため、入手困難とも言われております。
その米で醸す数量限定の貴重な一品をご堪能ください。
税別 1790円
【飲み方】
冷やして
【商品詳細】
蔵元/渡辺酒造
酒造米/亀の尾 4号
精米歩合/49%
度数/16〜17%
日本酒度/+2
酸度/1.2
ご近所さんは、送料の掛からないご来店で。
ご遠方さんは、ネットストアトレジャー・アイランドをご利用ください。