2016年08月27日

クラフトビールとは

クラフトビールとは
 日本はもとより、世界でもっとも消費されているアルコール飲料といえばビールです。
スッキリとした爽やかな味わいで、世界中の人々を魅了しています。
しかし意外と知られていないのが、その種類の豊さや歴史の深さです。
ヨーロッパでは400年ほど前にはすでにビールが盛んに生産されており、地域、気候、宗教、原料など、さまざまな影響を受け多様なビールが育まれました。
こうした伝統を尊敬しつつ、味わいを追及する、小規模生産者たちがつくるビールがクラフトビールなのです。
そして、飲む人に喜びをあたえ、すてきな暮らしのエッセンスになることがクラフトビールの魅力だと思います。

クラフトビールの品質について
 クラフトビールはフレッシュな味わいが魅力。
日本国内で発売されているクラフトビールは、無濾過・非加熱処理で出荷されるものが多く、できたてのフレッシュな味わいを楽しむことができます。
しかしビールの中には生きた酵母が入っているため風味が変りやすく注意が必要です。
商品に書かれている要冷蔵や賞味期限の表示をよく確かめて楽しんでください。


クラフトビールの価格について
 やや割高ですが、その味わいは格別。
クラフトビールは、大手ビールメーカーの製品と比べると2倍〜3倍の値段がつけられ販売されています。
この価格の違いにはいくつかの事情がありますが、その大きな理由は大量生産によるコストダウンがはかれないこと。
そしてもっとも注目すべきことは原料の使用量や品質が違うことです。いいかえれば味わいの違いといえるでしょう。
クラフトビールは喉の渇きを癒してくれるばかりでなく、香り、風味の豊かさ、複雑さを楽しんでいただくため一般的なビールより高額となっています。


クラフトビールの味わい方
 クラフトビールを美味しく飲むには、ビールの温度に注意をはらうことが大切です。
もちろん種類によって適温は様々ですが、冷蔵庫から取り出してやや温度が上がったところが良いかもしれません。
ちょうど赤ワインのように、少しだけ温度をあげて飲むと、それまで感じることができなかった、素晴らしい香りや味わいを楽しむことができます。またグラスの形状を選ぶことによって、より優れた味わいを引き出すことが可能です。

理想的な温度とグラス
大手メーカーのビール・・・・・・・・・・・・・・・7℃前後/ゴブレット
ピルスナーなどドイツ系ビール・・・・・・・・・・・9℃前後/フルート・ゴブレット
ペールエール・スタウトなど英国・米国系ビール・・・13℃前後/タンブラー
バーレイワイン・オールドエールなどの濃色ビール・・15℃前後/シェリーグラスなど
*おおまかな目安なので、ビールによって理想的な状態は変ります。


クラフトビールの楽しみ方
 味わいを見わけると、クラフトビールの世界が広がります。
クラフトビールには、欧米の歴史や文化に育まれたさまざまなスタイルが存在します。
ピルスナー、ペールエール、スタウトなど、約100種類にもおよぶ分類があります。
多くの醸造家たちはこのスタイルをベースにビール造りをおこない、愛好家たちは味わいを見わける時に活用しています。
すべてのスタイルを把握するのは至難の業ですが、8種類程度のスタイルを理解するだけでクラフトビールの世界が大きく広がるはずです。


クラフトビールの保存について
 冷蔵庫で保管して、早めに飲むのが理想的。
日本国内で販売されているクラフトビールの多くは、無濾過・非加熱処理タイプですので保存には10℃以下の冷蔵保管が必要です。
また加熱処理がほどこされたビールは常温での保管が可能ですが、いずれの場合も、早めに飲むほうが本来の美味しさを堪能できます。

posted by チュー at 16:02| 愛媛 ☀| ビール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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 現在、市中に出回っている日本酒の大半は、速醸酛です。
それに対して、山廃酛とは、山卸廃止酛の略語で、文字通り山卸を廃止した酛ということです。
山卸(やまおろし)とは、蒸した米、麹、水を混ぜ粥状になるまですりつぶす工程のことです。
そして、その山卸から丁寧に醸す、昔本来の造り方を生酛造りといいます。
 こうすることで、柔らかな酸と旨味が溶け合い、滋味深く、燗上がりのするお酒が出来上がります。
 「酒の宝島」は、こんないきさつから、生酛造り以外には手を出さないという大七さんの酒造りの姿勢に惚れて、特約店とさせていただいております。
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